過去の御神話解説

2022年度

令和四年十一月八日御神話解説

大祖教 御神話解説

 皆様、お元気ですか。十一月は、侍月と言って、非常に神霊の強く働く月です。御教祖様も、この月のお生まれです。御教祖様は、大正四年十一月十四日、旧暦の十月八日、高知県南国市岡豊町定林寺に御誕生なさいました。七歳になられた時、一家はバラバラに壊れて、御教祖様は、軍人の家に預けられて、厳しく育てられたのです。当時の日本は、とても貧しくて御教祖様は、電気がもったいないと、月灯りで、勉強なさいました。
 敗戦を迎えた日本は、人の心も経済も全てにおいて落ち込んでいました。この人の心を救う為、御教祖様は、昭和二十四年神戸市生田区多聞通り一丁目に、設立され、同年十月十八日に、開教なさったのです。そして、このままでは地球は、滅びてしまうので、世界中の国鎮めをして地球を清められました。昼間は色々と邪魔が入るので、夜中に魂が抜けられて、各国に飛び清められたとお聞きしております。
 御教祖様は、この地球と人類を救う為教えを説かれました。地球の温暖化を食い止める事、原水爆実験を止めること、国と国の戦争を止める事、これらの事を世界中の人達が手を組んで取り組まなければなりません。御教祖様は、御神話の中で、この日本だけが良くても、世界中が手を繋がなければ、地球を救う事が出来ないと仰っておられます。
 御教祖様は、人類を救う道を開拓するために降臨なさいました。この時命の終わりを告げられた人を、一週間か十日の行で、救われたのです。その間、眠ることもできなかったその大行は、七年行よりも価値のあるものである、命を投げ出して編み出したものであると申されています。この様に、御教祖様はたくさんの人を救われましたが、神様だから易々とできた訳ではなく、それはいつも、御自分の生命をかけてギリギリの所で私達を救って頂いていたのです。
 教えても教えても、自分の業が抜けきれない救い難い人に、最後の末路が来た時に、御教祖様は救いの手を差し伸べられました。御教祖様の十日間の救いの大行により、なんとか命を取り止める所まで来たその人は、涙を流して喜び、心より神様に仕える心になったのです。御教祖様は、その心を非常に喜ばれて、もしや、何年か、何ヶ月先に肉体は滅びようとも、その心が救われた事は、肉体が何十年も生きただけの値打ちがある。心が救われた事が、本物である。と教えて下さいました。
 御教祖様は、ご自分の身を削って命を削って、私たちを守って下さいました。そして、それでも尚すがりついていく私達に、神様の真理である御教えを、御神話で残して下さったのです。その御神話集は本となり十一巻まであります。是非、御手元に置いてお読みになって下さい。必ずや、ご自分の今悩んでいる事の解決の糸口が見つかる事と思います。
 先日の「御生誕祭」では、御教祖様の御伝記を聞かせて頂き、命を削って私達を守って頂いた事を、数々思い出して、胸が一杯になりました。「御教祖様のお好きであったベートーヴェンのピアノソナタ、月光を弾かせて頂きます。」と申し上げた途端に、涙が溢れました。ベートーベンは、小さい頃より、苦労に苦労を重ね、その人生においても艱難辛苦を珠にした人です。御教祖様は、ご自分の人生に照らし合わせて、煉にねった心を持ったベートーヴェンがお好きでした。
 御教祖様にして頂いた数々の事、心から御礼を申し上げたいと思います。どんなにお礼をしても、足りる事はありませんが、これからも御教祖様の御心を、少しでも良く分かる様に、皆様にお伝え出来たらと思っています。

『第六十二回開教記念祭・感謝文』

令和四年十月八日御神話解説

大祖教 御神話解説

 皆様、お元気ですか。十月になって、気温も乱高下を繰り返しながら、徐々に下がって来ています。なかなか体は、気温についていけません。お身体お大事になさって下さい。今月は、十月十八日に行われました、宗教法人大祖教住吉教会第六十二回開教記念祭の「感謝文」を、御神話解説の代わりにあげさせて頂きます。

 本日は、宗教法人大祖教住吉教会第六十二回開教記念祭を迎えさせて頂き、誠におめでとうございます。
この一年は、コロナとウクライナ戦争で、明け暮れました。コロナも、もう三年目に入りました。毎日、コロナが終息致します様にとお願いをして来ましたが、この太祖教におきましては、誰も重症化しないで済んだことは、神様の大きなご守護であると思います。

 ロシアのウクライナ侵攻も七ヶ月目を迎えました。ロシアのプーチンは、色々と勝手な理屈をつけて爆弾を打ち込み、沢山の人が命を失いました。戦いの兵士のみならず、一般の住民も惨殺されました。こんな事はあってはなりません。決して許されない事です。ロシアの人達は侵略者のプーチンを見限り、国を捨てて
国外へ逃げた人は二十万人以上と言われています。

 ウクライナの人達は、戦争で一旦退避した人も、自国を守る為戻って来ています。この二つの国を比べてみおると、自国を捨てねばならぬロシア人の心と、攻め込まれても、しっかり自国を守る為手を繋ぎあっているウクライナの人達、どちらの国も大変な状況ではありますが、まだ心に救いがあるのはウクライナではないでしょうか。平和になれてしまった日本の人達は、この事をよく考えなくてはなりません。

 日本を世界の中心の花にしたいと、ある政治家が言ったそうですが、これは、真に御教祖様が御神話でおっしゃった事なのです。日本は小さな国ですが、地球の真ん中にあり、そこに住む日本人は、どこの国よりも優れた感性を神様より頂いています。アメリカやヨーロッパ人よりも感受性は強いのです。日本は、敗戦を経験して、自己嫌悪に陥っていましたが、御教祖様は、「己の価値を知れ」と申されて、自分に自信を持つように諭されたのです。

 四季のはっきりした美しい日本は不思議な知能が働き、人間のレベルも高い最高のレベル迄発達しました。日本は、心霊の強く働く神様の国なのです。そして、日本に住む人間の良し悪しにより、世界中がよく行くか、悪くなるかが決まります。日本人は、この事を良くわきまえて、自分の心の修養に勤め、美しい日本、平和な世界となれる様、頑張らなければと思います。

 私は、先日バレエフェステバルの舞台に出演させて頂きました。出演者の中では、最高齢です。トウシューズで踊ったことも、色んな人からびっくりされています。あまり丈夫でもない私が、こんな力をいただけるのは、生命の神様である大祖教を信仰させて頂いているからです。これからも、一心に大祖教を信仰させて頂き、元気でバレエも踊り、ピアノも弾き、歌も歌わせて頂きたいと思っています。御神話解説も、頑張りますので、これからも神様の御神意に叶った生活の出来ます様に、よろしくお願い致します。

御教祖様有難うございました。(三唱)

令和四年十月十八日    大祖教大天使

令和四年九月御神話解説

大祖教 御神話解説

 皆様、お元気ですか。九月とはいえ、まだまだ真夏の様な暑い日が続いています。コロナも、第7波が、ピークが過ぎたとも言われていますが、まだまだ安心は出来ません。その上、今日は台風十一号が、日本列島に、激しい雨と風を持って来ています。本当に心の休まる日がありません。皆様も是非睡眠と休息を十分に取り、心と体のバランスを取って、お元気に過ごして頂きたいと思います。
 本日は、昭和三十九年九月八日にお話しくださった御神話をもとに、お話をさせていただきたいと思います。
 九月九日は、重陽の節句で、九の重なるのは、最高の数理です。現界での三三九度も、この意味は、神にも先祖にも人にも叶う、天地人に沿った心で最高の所まで、勤め行おうではないかと誓う儀式が、三三九度なのです。苦労を苦労とせず、神の意思、先祖の意思、人の意思に絶対に叶う儀式です。
 一年を三つに分けて、一月十一日より、五月の十一日まで、これが天の裁きの期間です。人間が天に対して罪を犯している者は、この期間に裁かれます。五月十一日より九月十一日まで、これが先祖の裁きの期間です。九月十一日より翌年の一月十一日まで、これが人の世界の裁きの期間で、人の世界で罪のある人は、この期間に裁かれるのです。反対に徳のある人は、この期間にその徳をいただけるのです。

 自分の周りを見回して、起こってきた良い事、悪い事を見て判断されると良いと思います。もしも悪いことが起こって来た場合には、自分の罪を知り、それに対して詫びて、天地人の道に叶う様に努力される事です。そうすれば、神様は許す方の枠に入れてくださるのです。

 大宇宙は、宇宙一切を言います。中宇宙は、地球、月、太陽をさして言います。小宇宙は人間の身体です。この人間の肉体に、先程の天地人の三つの裁きの反応が出て来ます。先ず、結果的に大便に故障の出た場合は、神に叶わぬ所があります。小便に故障のある人、例えば腎臓病、膀胱炎、糖尿病などは、人に叶 わぬ所があるのです。骨、血液、これに障害のある人は、先祖に叶わぬ所があります。

 この三つの裁きの中に、7つの重刑があります。天刑と呼ばれるもので、この重刑の病に何代目かが病んだとしても、心健やかなれば、その罪は消されて治っていきます。しかし、心健やかならず、罪が積もり積もって、許し難い所迄来た時には、重刑の病となります。重刑の病は、中風、癩病、肺病、癌、精神病、頭の大怪我、落雷による死亡などです。この病は、十億の罪に達した時に出て来るのです。

 大祖教では、天刑となった罪でも、大祖護光天大神に対し、真に尽くす心あらば、その罪も解いて頂くことが出来るのです。ご自分を省みて、口から物が入って出て行く迄、スムースであるかどうかを診て下さい。スムースでないなら、何処がスムースでないかを考えて、自分の罪の在処を知り、心の目が開いたならば、その罪は消されて、悪い因果法は良い因果法へと変えられて行くのです。

 「ゆきゆきて 落ち着く先は 花の山」と御聖典にあるごとく、一日に行う事のすべてが行で、生命力の行、円満力の行と、全てが行で、各々に試験があります。物質のテストでは、例えお金が無くなっても、今あるものに感謝をし、それに対して喜べるかどうかを、神様はご覧になっているのです。もし喜べたならば、その心によりて罪は解消されます。物があるからとて、それに酔ってしまって進む事を忘れてしまうと、駄地獄まで墜落する事になってしまうのです。

 その様な人は亡くなれば、亡者と成って霊界を彷徨うのです。先祖が迷うとは、現界で心の落ちた人が亡くなって亡者となり、仏となっても目は見えない、手は合わない、足は動かない、それどころか足は一本しか無いという事になってしまうのです。色情で目の眩んだ人は、目が見えません。嘘ばかり言った人は口が無くなります。本当の真理を聞く耳を持たなかった人は、耳がありません。ただずんべらぼうの人魂になってしまうのです。

 この様な人が先祖に沢山出ますと、現界の人の足をすくったり、病気になったり、貧乏になったりします。ここから抜け出す為には、自分の心をよく収めて、御教祖様のみ教えをよく聞き、ゆきゆきてと聖典にある如く、全ては行であることを心得て進まねばなりません。そして、いかなる事も喜んで苦労を致しますという境地になれた時に、天から宝が授かる事になっているのです。不足を言う人には、宝は逃げていってしまうのです。喜びの境地で進んで行き、九段から十段に登れば、そこにはもう不幸は無く、「ゆきゆきて 落ち着く先は花の山」の世界が待っているのです。

 現界では、色々な罪があります。例えば方位を犯すとすると、一回犯すと一万点、これが十億集まったとします。そうすると、精神病者が一人でます。もう十億おかすと二人になります。こうなると罪が罪を呼び、その罪に引きずられて罪な事ばかりやり出すので、三十億の罪になります。精神病者は、三人になります。こうなると、他の罪もあるので、神様の世界で複利計算されて五十億の罪となっているのです。
 五十億の罪となると、霊界は真っ暗で、六親九族迄が自然と滅んで行く事となるのです。例えば、片輪の人が三親等以内に三人出たならば、五十億の借金が神様にあります。肺病でも癌でも、同じ病が三人出たら、非常に借金が多いという事を知る必要があります。
 この五十億の借金のうち、半分の二十五億は先祖が被るのです。後の二十五億は子孫が着ます。海の潮でも辛いところと、辛く無いところがある如く、丁度体の弱っている時に、因縁は吹き出す事になっているのです。
 先祖の被っている半分の罪は他力でも消せます。子孫の者が一心に信仰し、先祖供養をすれば、それで解消されます。ところが、後の半分は現界の人間が被っているので、本人自身がその罪を清めなければ、解消するとこは出来ません。ですから、先祖を供養して上げると共に、自分の心もどんどん浄化させて、神様の御心に叶う生活をする様に努力することが大切です。

 折角信仰するならば、心は幸を空想しながら、肉体は苦しみの中に居るという事のないようにしなければなりません。それには霊界は勿論、現界も捨て身の行をして「ゆきゆきて 落ち着く先は花の山」にならねばなりません。「花の山」とは、地上天国の事で、現界において、自分の欲しいものは何でも手に入り、思う様に暮らして行ける世界です。

 九月十一日より、人の世界の行に入ります。人の世界での心の在り方が問われます。人間界での良い悪いを裁かれるので、人間界での知らせが出た時には、良くても勿論喜び、悪くとも知らせて頂いた事に感謝をし、喜んで感謝する所に於いて、血の穢れを追放できる事を知って、進んで頂きたいと思います。

令和四年八月御神話解説

大祖教 御神話解説

令和四年八月八日御神話解説  皆様、毎日暑い日が続いていますが、お元気ですか。
八月は、お盆がありますが、このお盆というのは、日本の中でお正月と並ぶ国民の大切な行事となっていると思います。
昭和三十八年の八月八日の御神話に、お盆の事について話されています。
 釈迦の弟子で木蓮という人がいました。木蓮は、自分の母親が地獄に落ちて煩悩地獄の火だるまになっているのを知ります。
木蓮は、自分を本当に可愛がって誰にも負けない程の愛情の強いお母さんが、煩悩の火だるまになっているのは、何故なのかと、お釈迦様にお聞きしました。
お釈迦様は、煩悩の火だるまの為に燃えている。施すことを知らない、感謝を知らない、我が子が可愛い、我が身が可愛い、幸の教えの言葉を信じない、そのような不徳の末路が、火だるまの地獄に落ちる事となる。そして、それを救い出す為には、千人の人に施す事。と言われたのです。
 木蓮は、八月十三日から辻に立って、来る人来る人にお盆おに乗せた食事を接待しました。
そして、十四日、十五日と三日かかってようやく千人を接待することが出来ました。そして疲れてうとうととした時に、木蓮の目の前にお母さんが、地獄よりお盆を叩きながら現れて、「助かりました、煩悩の炎の為に地獄の苦しみを受けましたが、施す感謝の心の中に真の水が流れて、助かりました。」と踊りながら地獄より上に上がって来た日を持って、十三日から十六日までは、仏の供養をしようという事になったのが、お盆の先祖供養なのです。
 よって煩悩の炎の火を消さなければなりません。我が子は誰でも可愛い。
目に入れても痛くないと良く言いますが、溺愛して甘く育てたのでは、本当にその子が生きて行く道を開けているとは言えないのです。
親は、しっかりとその子の本質を見極めて、生きて行くことが出来る様にしてやらねばなりません。
何事においても、今は砂糖を舐める方を喜びますが、砂糖を舐める人は、毒刃に蜜をつけて舐めている事になります。
やがては、その毒は、舌を刺して命を奪う事になるのです。
 しかし、自分の命に変えても子供を守る親の愛というものは、五十年百年と、親に栄耀栄華の暮らしをさせても、返すことが出来ないのです。
でもどの親にも、木蓮の母親の様に悪習に陥っているところがあり、不徳の中に落ちている可能性があります。
これを助けなければなりません。親がまだ健在で現世に居られる方は、大祖教に両親を入信させる事ができれば、それは、六信九族を助ける事になります。
しかし、すでにこの世に両親のいない方は、御本部に於いて、できるだけのお供養をなさってください。必ず、とても喜ばれる事と思います。
御先祖が喜ばれると、現界は円満に事が運び、嬉しいことが必ずやってきます。  幸に行く為には、幸に行く為の努力を惜しんではなりません。
神殿を立てるにしても、土台からしっかりと積まなければ、すぐに崩れてしまうのです。大きなものを据えたければ、据えたいだけの基礎というもの、土台というもの、地所というもの、沢山の人の努力の結晶で出来上がったものが本当に美しく完全なものであるのです。
信仰においても、神や人のために、先祖の為に勤め勤しむ人こそ、土台から基礎ができて、転ばない徳が出来上がって行くことを、良く悟られて、逃げて行かない徳を積み、本当の長者になれる様に、御教祖様は、この御神話をくださったのです。

『一時の救いは救いにあらず 心光る(たかき)が神の御意』

令和四年七月御神話解説

大祖教 御神話解説

 皆様、お元気ですか。御本部の感謝祭から家に帰ると、衝撃的なニュースが待っていました。安倍元首相が、銃撃されて重体だというのです。あまりの事にその場から動けなくなりました。嘘やろ、と思うのと同時に、何とか助かって欲しいと願いました。しかし、首と胸を打ち抜かれていたというのを聞いた時、絶望感が胸を過りました。
 夕方5時半になった時、安倍元首相の死亡が確認されましたというテレビのテロップが流れました。やっぱりと思うと同時に、どうしょうもない悲しみと怒りが込み上げて来ました。どうして殺さなければならなかったのか、銃での殺人などは、アメリカの話と思っていたのに、日本で起こってしまった。しかも間違った自分の思い込みによる殺人であるらしい。
 どうして安倍さんだったのか、今の日本で本当に大切な人が亡くなってしまった。せっかく今の今まで憲法改正に向かって、どんどん突き進んできたのに、もう少しのところまで来ているのに、悔しい思いでいっぱいです。ご本人はさぞ無念であった事と思います。安倍さんの様な人は、もう居ないでしょう。本当に優れた政治家であったと思います。
 世界各国から、安倍さんを痛む声が日本に届いています。アメリカや台湾などの友好国は勿論、インドは、10日間の喪に服すと表明しました。ロシアのプーチン首相までも、「彼は優秀な政治家であった。心から彼の死を悼む」と弔意文を寄せたそうです。首相在任中、安倍さんとプーチン氏は、三十数回も、会談を繰り返したそうです。北方問題で、安倍さんが如何に努力したかがよくわかります。
 日本は、本当に優れた政治家を失いました。私は、御教祖様が「相手に自分から切りかかって行く事はないが、自分の身を守る刀がいる。」とずっと申されていて、安倍さんこそが、この御教祖様の御教えをそのまま政治に実行している人だと、常々思って来ました。アメリカに対しても、日本は長男国と御教祖様が言われたように、戦争に負けてから卑屈になっていた日本を、アメリカと対等の友好国として外交を行って来ました。厚かましくいくらでもお金をせびってくる韓国に対しては、きっぱりそれはもう過去に解決済みの問題として、取り上げませんでした。ご教祖様の言われた様にお人好しは相手に罪を犯させるだけなのです。台湾や、東南アジアに対しては、できるだけの援助を惜しみませんでした。亡くなってみると、世界中が安倍さんのことを、どれだけ高く評価をしていたかが、よくわかって来ました。
 選挙では自民党が圧勝しました。改憲に必要な三分の二も、改憲勢力を合わせるとそれを上回る数が集まりました。弔い合戦で勝ったとする人も数多くありますが、しかし、そうであっても、安倍さんを失った今、どの様に政治を行って行くのか、課題は山積みです。安倍さんの意思をついでとみんなが今は思っていますが、是非間違えず、正しく、強く、改憲に向かって行って欲しいなと思います。

『一時の救いは救いにあらず 心光る(たかき)が神の御意』

令和四年六月御神話解説

大祖教 御神話解説

 皆様、お元気ですか。六月となりました。速いもので、今年も半年が過ぎようとしています。この所、コロナは、大分落ち着いて来ていますが、ロシアとウクライナの戦争は、終わりが見えなくなって来ています。ロシアは、兵隊が足りないとか、武器の補填が難しくなって来ているとか、色々言われながら戦争を続けています。ウクライナの人達は、六万人が国外に逃れたと言われています。男性は国を守る為国外に出る事はできないので、国外に逃れた人達は、ほとんどが、子供と女性です。
 そしてその半分の三万人は、ポーランドに行きました。避難所の撮影がされていて、広い体育館の様なところに、一人用のベットが、所狭しとひしめき合って置かれていました。阪神大震災や、東北の大震災の時の避難所と同じ景色でした。でもこれはいけません。地震は人間の力ではどうする事もできませんが、戦争は人災です。人間がこの様な悲惨な状況を作り出しているのです。
 ポーランドの人達は、流れて来るウクライナの人達に温かい飲み物や食事を提供していました。非常に沢山の人達なので、その負担は大変な物だと思われますが、住む所や、仕事や、本人が希望すれば永住をしても良いパスポートも用意されているそうです。やるせない今の状況で、このポーランドの人達の暖かさにほっとする思ぃです。
 御聖典にも、「山をひとのみ岩をも通す大なる信仰あらんとも 愛の泉を知らぬなば神はい出ぬよ 心悟けば大無我一体なり(こころみがけば神来るなり)」とあります様に、人の心は、暖かくなければなりません。どれだけ神様を強く信仰して、朝から晩迄祈ったとしても、愛の優しい心がなければ、神様は、働かれないのです。
 御聖典の教義五か条に「我等は他人の難儀を見て互いに相助け合う事」という御教えがありますが、日本でも、ウクライナの人達を受け入れようとしています。大学が学生として受け入れたり、堺でも高校で生徒として受け入れる話がニュースになっていました。この様な援助は、初めはみんなの関心を集めますが、段々と冷めてくるので、是非長く続けて欲しいと思います。

 この毎日が、穏やかには生きて行きにくい今の世の中にあって、中々心を平静に、清らかに、生活をしにくいと思われますが、その様な時には、是非この「松竹梅のの道」の竹の一章を口ずさんでみて下さい。

 竹の心を知るや君   我が身ではねる銀世界
  自力の心たゆみなく  大地に深く根を張りて
  強き心にたゆみなく  内外清浄身で示す
  神の御慈悲は竹しるべ 強く正しく真っ直ぐに
  心理の道を示すなり  艱苦こたえぬ竹を見よ

先月も申し上げました通り、大祖教は御神霊の御力がとても強いので、御聖典のお言葉一つ一つが、自分の心に響いて来ます。そうすると、自分の身も心も軽くなって、重たいこの世の中にあっても、元気が出て来ます。皆様も是非、御自分の心で感じながら、御教祖様のお言葉、御聖典、叡智の徳を唱えてみて下さい。必ず、何かが自分の中で変わってくるのを感じられる事と思います。では、今月はこれで失礼致します。

令和四年五月御神話解説

大祖教 御神話解説

 皆様、お元気ですか。新緑の美しい五月となりました。コロナは、ここの所少し落ち着いて来ている様ですが、ロシアとウクライナ戦争は、終わりの見えない戦いになって来ています。今、ウクライナの人たちは、一生懸命命をかけて戦っています。ロシアは、もっと簡単にウクライナは自分達の手に落ちるだろうと思っていたのですが、ウクライナの人達は頑張りました。自分達の祖国を守る為断じて引かない構えです。
 してもいないナチス化の汚名を着せられて、市民は女性や子供まで惨殺され、絶対にこんな事は許される事ではありません。日本も今、北朝鮮からミサイルを何発も撃ち込まれています。ロシアも、中国も、空きあらば、日本を狙っています。いつ何どき、ウクライナの様になるかは、分からないと思います。しかし今、ウクライナの様に攻め込まれたら、日本は何も出来ないのではないでしょうか。ウクライナの人達は、ロシアのシリア侵攻のこともあり、常に出来るだけの準備をして来たといいます。だから、今度の侵攻においても、あれだけの戦いができたのです。
 今、日本で戦えるのは自衛隊しかありませんが、その自衛隊に対しても、違憲であるとか無くするとか、言っている馬鹿な人達がいます。この今の状況では、自衛隊を是非憲法で認め、決して負けない準備をするべきではないでしょうか。御教祖様も、私達がまだ平和憲法だと信じていた頃に、自分の身は自分で守らなければならない。自分の身を守る刀を持たなければならないと、おっしゃいました。その時は、日本はもう戦争をしないのに何故、と思いましたが、今のこの状況が来るのを見通して居られたのだと思います。もう一つ、私がすごく心を打たれるのは、ウクライナの人達の祖国を愛する心です。日本の国民も祖国を愛する心が無いとは言いませんが、果たしてあの様な状況になった時、祖国を守るために戦おうと思う人が、何人いるだろうかと、思ってしまいました。日本は、戦争に負けた為、自虐的な考えが多くあり、自国を愛する教育をして来ませんでした。しかし、どこの国でも、自分の国を愛する事がとても重要であるとわかっていて、小さい頃から自分の国を愛する様に教育されています。日本も是非やって欲しいと思っています。
 ロシアも今一枚岩ではなくて、侵略者となったロシアを憂いて国を去る人が沢山います。三十万はいるだろうと言われています。そして歳をとった自分の父親は、プーチンの信望者で、子供は国を捨てて外国に行ってしまう。この様な家族が分断された家族が沢山いると言います。ウクライナの人達は、国を壊されて非常に辛い思いをしていますが、国を愛する心は皆非常に強くて、ウクライナを国を守るんだと言う気持ちで、皆がしっかりと結ばれています。戦争を仕掛けたロシアは、家族分断となり、自分の国を信じられなくなって去って行く人達が沢山います。この二つの国を比べてみると、二つの国はそれぞれ胸が痛む思いがしますが、私は、ロシアの人の心の方が寂しく悲しいと思いました。
 本日は、昭和四十二年年五月八日の御神話で説かれた「慧知の徳」を上げさせて頂きます。

 真の悟りを得る為には
 天地間のありとあらゆるものは皆空である事を悟られるべし。
 人生一切の苦しみよりまぬがれる事が出来得るなり。

 物質は空に他ならない。
 空は物質に他ならない。
 物質はつまり空であって、空はつまり物質である。
 感覚、感情、観念、意志、判断などの精神も又空であり得るなり。

 これらの一切のものは空であって、生ずる事もなければ滅する事もあり得ない。
 汚くもなければ、綺麗でもあり得ない。
 増しもしなければ、減りもしないのである。
 おそれ故、この空の中には物質もなければ精神もあり得ない。
 目耳などの感覚器官も無く、色や音という様な感覚も無いのでござる。
 又物や心を対象として知覚する事も有り得ない。

 全て始まるという事がないから、終わるという事もない。
 従って、生まれ育ち病みて死するという事も無い。
 又修養の道というものもなく、悟る知恵もなければ、悟りを得るという事もあり得ない。

 卑しくも大祖護光天の道に志す者は、この真の道を拠り所とする故
 心にこだわりがあってはならない。
 従って恐れがあってはならない。

 一切の間違った考え方を遠ざけて始めて真の道に達する事が出来得るなり。
 過去、現在、未来を問わず、この教えに徹底する者は、皆この教えを拠り所とする故、
 この上ない神の知恵が得られるなり。
 これによりて一切の悩みと苦しみを除く事が出来得るなり。

 これは偽りの無き真実の道である。
 天界の大生命の中に帰り得るならば、次の句をモットーとして大いに進むべし。
 「行き行きて 落ち着く先は花の山」
 これが宇宙の摂理を全部解く神の大生命に入れる真の道なり。
 これが真の神の道に到達する道すがら大宇宙の摂理でござる。

私は、この御神話をお聞きした時は、かなりの衝撃でした。天地の一切のものは、皆無いとするならば、一体これからは、どうすれば良いのだろうか、と思いました。でも、だんだんこの御神話を読み下げていくと、もの事からの執着を離れなさい、と言っておられるのです。執着してしまうと、どんどんと毒素を自分の中に溜め込む事になり、罪の世界から逃れる事が出来ません。執着を離れる事が出来たら、執着して押さえ込んでいる毒素が、排尿、排泄によって少しずつ罪は剥がれて行き、一枚一枚と剥がれて、運命航路も開けてくるのです。だから、ただ心健やかに神に任せて、信じて、目の前の有るとか無いとかに拘らず、ひたすら与えられた職業に突進するならば、一枚一枚と罪は剥がれて行くと言うことを教えて下さっているのです。信じる心の強い人ほど、罪ははやく抜けるので、やっただけの褒賞は神様から頂けるのです。そして、一度決めた事は、いかなる事があっても、断じてやり切る強い精神を持ってやり切る様に、真の花の山の境地まで断じて怯まない心を持って進む人こそ、大きな大生命の中に到達する事ができると教えて頂きました。

令和四年四月御神話解説

大祖教 御神話解説

 本日は、昭和五十一年四月八日の御神話から、お話しさせて頂きます。この時は、「四方の国々諸人よ  天地神理違わずに 開け世の中 心の浄化」についてお話し下さいました。大祖教の天使信徒は、世の中を浄化させなければならぬ使命があるのです。ご教祖様は、大正四年十月八日、土佐の高知の南国の空に虹をかけて、虹の橋より界に降臨なさいました。そして、血統正しき頭も口も右に出る者がいない北畠の優秀なる女性を母として、寅の年の亥の月、寅の刻にお腹に宿られました。しかし、強いばかりが神の御心に叶わぬ為卯の年の十月八日のお誕生となったのです。御教祖様は、大祖神のままを出したならば、人間は皆逃げて行ってしまうので、抑えて抑えて人らしく、人の中で勤める事が出来る様に修行して完成されたのが、この昭和五十一年の四月八日だったのです。御教祖様は、有る天使が描いたご自分の絵姿をお見せになり、絵師は、霊感師と同じで、心に写った絵を描く事が出来ます。心の目で見る事が大切で、五感の目で見た世界に騙されてはならぬ、と諭されました。
 大祖教の天使信徒は、釈尊と同じ勤めをしなければなりません。だから、心の迷いは禁物です。そもそも御教祖様のお供ができる様になった時には、中層の人は上層に、上層の人は王様格の徳を頂くことが出来るのです。自分
の歩んできた道が、悪かった、良くなかったと思ったら、方向転換しなければなりません。一番気をつけなければいけない事は、お互いに相食まない様にする事です。子が親を食む。或いはボロクソに言う。これは天を食む事になるので、絶対に慎むべきです。大祖教の教えは、壊すのは目的ではありません。一切の調和と心の浄化が目的です。
 今大祖教本部教会の二代目の桜が美しく咲いていますが、桜の花が咲くと嬉しいのは人間ばかりでなく、おで、屋敷内の神様が大変喜ばれるそうです。八百万の神神様が喜ばれると、人間にも嬉しいことがやって来ます。暮らしの中の徳は、八百万の神の係です。大祖神は、これらの神々様の根源で生命の神様です。お陰信仰で、徳ばかりを漁っても行き止まりが来ます。生命を第一にして、桜花咲く中で陽気に楽しく暮らしなさいよ、と言うのが大祖神の御心なので、人間は楽しく陽気に暮らさなくてはなりません。普通の人間は、程が良くて、八方美人で、浮気っぽくて、半分行ったら辞めてしまう人が多いけれど、その様な人は、神様の用事を果たさず、この世を済ませたと言う事になります。その人は、次の世では、棒役を勤めねばなりません。五行全てを徹する事は、なかなか出来ないけれど、何か一つでも徹する物を作る事が、大祖神のお役を果たしたと言うことになります。
 良いことを良い日から始めたら、良い日で終わる。反対に悪い日からものごとを始めると、良い方向にはいきません。出発から決勝点が決まってくるのでおを、先ず、出発と決勝点を決めねばなりません。心を浮つかせないで、体に必要なものをしっかりと見極めて、自分の歩く道を正しく健全な道とする様に、今日から決めようではないかと、御教祖様はこの時教えて下さったのです。

 皆様、お元気ですか。新しい年度が始まりました。各地で入学式や、入園式が行われています。社会人の人達は、入社式で、皆新しい生活に向けて希望が一杯の事と思います。日本では、桜の花の咲く美しい月を迎える事が出来ましたが、ウクライナとロシアの戦争では、こんな事が、今の時代にあるのかと、目を覆いたくなる様な虐殺が、日々行われています。子供もお年寄りも、若い人も女も男もありません。無惨に壊された住宅、病院や学校。
 そして何より許せないのは、ロシアは、それはウクライナがやったことで、ロシアがやったとウクライナが嘘をついると、言い張っている事です。ロシア国民は、その嘘を信じています。国際戦争犯罪を裁く裁判員は、ロシアは、以前シリアに侵攻した時にも、住民を惨殺し見せしめの虐殺もおこなったけれども、その時は、情報が操作されたこともあり、誰も訴追できませんでした。だから今度も惨殺しても誰も何も言わないだろうと思っていたのです。
 しかし今度はそうはいきません。世界中の人達が皆、この事に対して心を痛めています。絶対にこんな事は、許されません。各国がロシアを非難してウクライナに救いの手を差し伸べています。日本も、ロシアを非難して、色々な援助を申し出ています。この声を上げると言う事がとても大切なことで、声が大きくなる事によって、事態は大きく動くと思います。 大祖教の御教祖様の御教えは、生命第一、世界平和と調和です。私は毎日神様に、「1日でも早く、この戦争が終結する様に」と、お祈りしています。そして正しい神のお裁きをお願いしています。先月も申し上げた如く、大祖大神様の御神霊のお力は、非常に強く、ロシアの中から、プーチンの幹部が辞職したり、ロシア兵の士気が華々しく落ちているニュースを聞くと、神様のお働きと感じています。日本も以前、戦争をやって、人を沢山殺しておいて、今に神風が吹く、日本は神国だから、絶対に勝つ、と信じていた時がありました。しかし、正しくないところに神様は働かず、負けてしまったのです。原爆迄落とされて、それは無惨な敗戦でした。御教祖様は、それは神の裁きであったとおっしゃっておられます。だから、この度の戦争も、神のお裁きがあると思っています。正しくない所に神は働かず、正しい方に神様のご守護があると、私は信じています。コロナ禍や、ウクライナ戦争で、暗い気持ちになりがちですが、神様を信じて、そんなものは吹き飛ばして、今ある自分を感謝して、突き進んで行きたいと思います。

令和四年三月御神話解説

大祖教 御神話解説

 皆様、お元気ですか。寒かった二月が過ぎて、梅の花が咲き、椿の花が咲いて、春はもうすぐそこまで来ています。先日、バレエフェステバルに出演した時のDVDが届きました。バレエを始めてから10年くらいになりますが、本当に下手で、がっかりしましたが、辛口の批評ばかりするうちの娘によると、「おかあさんは、笑顔と姿勢と目線を上げたら良くなるよ。」と言われました。
 周りを見渡せば、長く続くコロナ禍でなんだか町行く人は、皆暗い顔に見えます。姿勢も俯き加減です。当然目線も下がってきます。今姿勢を良くして目線を上げ、笑顔になったら、もっとみんなが元気に成るのではなかと思いました。ご教祖様も、微笑みの幸を説いておられますが、脳科学者によりますと、嬉しくなくとも、嬉しければ尚更、微笑めば脳内に幸せホルモンが分泌されて、考え方も上むき、前向きに成れて、周りが明るくなります。バレエのみならず、笑顔と姿勢と目線は、健康の源です。
 今月は、昭和五十一年三月八日の御神話よりお話しさせて頂きます。暑さ寒さも彼岸までと申しますが、今月は、春のお彼岸の月です。霊界では、限界にに現れる数日前には、良いこと悪いことのフイルムが既にできあがっているのです。
 悪いものが出てくると人間は、信仰しているのにどうしてこんなものが出て来るのか、と思いがちですが、決して無いものは出てこないのです。良いものが欲しいと思うのなら、事前に種蒔きが要ります。
 例えば、生姜は春に種を蒔けば、秋に収穫することが出来ます。茗荷が欲しいと思うなら、冬から準備をして種を植えねばなりません。そうすれば、梅雨前に収穫する事ができるのです。信仰の上においても、お願いした事が聞いてもらえないというのは、種が足りないからなのです。十俵の米が取れたとしても、1パーセントの種は残しておかないと、次の米を取る事が出来ません。神様からお得を頂いたとしても、1パーセントは、お返ししなければ、次のお徳は頂けないのです。
 大抵の人は、この種が少ない。だから願いがなかなか叶う事が出来ない。そして、現界の自分の役目をすぐにやめてしまう。しかし、それが神様の仕事ならば、辞めるという事は、命が入りませんと言っているのと同じ事になるのです。自分が自分がという思いを一切捨てて、現界に於いて只々自分が神様の意に従うのみ。明日の命は誰も分かりません。今生きている事が幸せなのです。それが、大祖教の天使信徒の心得であると、ご教祖様は教えて下さっています。
 済んでしまった事を悔やんだり、まだ来ていない事を憧れたりせずに、今の今が大切なのです。過去は精算して、今立ち直る事が出来たら、過去は責められる事はありません。今の今を生きて生きて生き抜いて、「行き行きて 落ち着く先は花の山」となるのです。

 ロシアとウクライナが戦争をしています。どんな理由があれ、戦争は絶対に許されるものではありません。毎日報道される残酷なロシア軍の攻撃。今日はとうとう病院を攻撃し、小児病棟と産科病棟に着弾しました。逃げ惑う子供達や妊婦さん、泣き叫んでる小さな子供達、これはまさに地獄の様な光景です。
 こんな光景を見て、ロシアの一般の人達は、どう思っているのだろうと疑問に思っていましたが、日本に住むウクライナの人の話によると、プーチンは、ウクライナの平和の為にやっているのだと信じ込んでいるそうです。情報統制によって真実は知らされていないのです。だから、プーチンの支持率は、71%もあるそうで、しかも、ウクライナを侵略した事で支持率は上がっているというのです。
 真実を知らされない事ほど、怖い事はありません。いくら情報を隠しても、今はそれをかいくぐるインターネット用のソフトがいくつも出回って、正しい情報が知られる様になってきているそうです。ロシアの中からも、この戦争に反対の声が上がり、世界中が反対をして、早くこの戦争を終わらせたいと思います。
 大祖教は、とても御神霊の力が強いので、大祖教の天使が強く願えば、必ず神様の御加護があると信じています。これからも強くしっかり声を上げていきたいと思います。

令和四年二月八日御神話解説

大祖教 御神話解説

 皆様、お元気ですか。コロナも、オミクロン株の感染力が強く、連日目を見張る様な感染者の数字となっています。今はただ、できるだけの防護を考えて、これをやり過ごすしかありません。世界中でワクチンの接種が進み、重症化するのに歯止めがかかっってきている、とされています。そしてオミクロン自身も、前のデルタ株より弱毒化してきていると言われています。まだまだ安心の出来る範囲ではありませんが、少しずつ明るさが見えている気がしています。この上は、早く3回目を打って、少しでも危険を回避したいと思います。

 本日は、昭和三十九年二月八日の御神話「光の子 光のある中に光を信じられよ 神は光なり」より、お話しさせて頂きます。この世の全ての物は、神が人間の為に創られた物です。必要物は、既に与え置きたる、と申されています様に、生きていく為に必要なものは、既に神様より頂いているのです。この神様からくだされたこの世の徳を十分にいただく為には、「道 生活 愛行三位一体」と御聖典にもあります様に、これを実行する事が、一番の近道なのです。

 普通の人間の心境は五段で、信仰を始めて階段を一段上がると、地獄の悪魔が堕ちよ堕ちよと足を引っ張りにきます。色々な邪魔を乗り越えて、六段、七段を越して、八段まで来たらそこは、菩薩の世界で、銀の世界です。九段は金と言われていて、十段まで上ると無色光、ダイヤの光で輝く世界となります。大祖教の信仰は、この十段へ行き着くことを最終の目標としています。ここまで行きつけば、この世は地上天国で、何もかもが、自分の思い通りとなるのです。

 下の方から、あれが欲しい、これが欲しいと言って、一つもらっても、又二つ不足が出てきます。自分を大きくして、器を広くしないと、十分に足りるだけの徳が入らないので、何時まで経っても、十分とは言えないのです。天国に行く親の愛とは、獅子は千尋の谷に自分の子を落として鍛え上げると言いますが、自分の子が、曲ったことをしたら、誠心誠意相手の悪いところを厳しく正すのが、本当の愛なのです。

 ぬくぬくと穏やかな環境で育った養殖の鯛よりも、激流の潮の流れの中で育った明石の鯛がはるかに美味しいのと同じです。辛い試練の時も、「この様な罪のあり処を教えて頂いてありがとうございました。」と叡智をもって乗り越えて行ったなら、本当に罪を解消できるのです。日々試練の連続ですが、この御教えを道標として頑張っていきたいと思います。

令和四年一月八日御神話解説

大祖教 御神話解説

 皆様、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
私は、昔から胃痛持ちで、病院で検査して貰ったら、と言われておりましたが、何とかかんとか理由をつけて検査から逃げておりました。親族に胃癌が多かったので、きっと自分も胃癌に違いないと決めつけていたのです。しかし、検査の結果は、胃はどうもなくて腸の働きが悪いのだろうと言われました。今は、腸のお薬を飲んで、治療に勤しんでいます。御神話を読むと、人間の五感の感覚に囚われるなかれ、といつも申されています。五年以上も私は苦しんできたので、何と自分は馬鹿だったのだろうと思いました。本当の事は、神様のみがご存知で、本当の所を神様が教えて下さった気持ちがしています。これからも何事につけても、神様に何が正しいのか、お聞きしながら進んでいきたいと思っています。
 神様は人間を愛されるが故に、人間の為に天地万有を創られて、全てを人間に遣わされたのです。その偉大な神の存在の中で、我々は生かされているのです。私達は先程初めに申し上げた様に、人間の五感で物事を判断するのではなく、神様にお聞きしながら、神様側に立って判断するということが大切なのです。
 忙しい日常の生活の中にあっても、神様の分け御霊である自分の魂を、本来の姿に近づけなければなりません。その為に、神呼び歌や三省会をお示しくださったのです。何時でもどこにいても自分の魂を洗い浄めて、神と統一を取って神我一体に成れるチャンスを与えて下さっているのです。これは神様の人間に対する最大の贈り物です。
 人間の五感で判断するのではなく、神様を信じて何事にも動じない、恐れない、迷わない魂となれるように精進しながら、皆様とともに一歩一歩進んで参りたいと思います。今年も頑張りますので、よろしくお願い致します。